会長挨拶

時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より多方面からのご支援を頂戴し、心より感謝申し上げます。

この度、第65回日本臨床細胞学会総会(春期大会)を、2024(令和6)年6月7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間にわたり大阪中之島の大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開催させていただきます。

本学会は昭和37年(1962年)に臨床細胞学・細胞診断学の学術研究とその実地臨床への応用を推進する専門学会として設立されました。現在会員数は1万1千人を超え、日本医学会への加盟も認められております。本学会は細胞診専門医、細胞検査士の教育と資格認定を運営し、実務面においても癌診療の重要な役割を果たしてまいりました。日本の細胞診は他国と比べても非常に高い水準にあり、組織診断と比較して侵襲性の少ない癌診断法として確立されています。近年ではがんゲノム医療への貢献も期待されており、遠隔診断や人工知能による新たな細胞診断法の開発も試みられています。本学会は医師、臨床検査技師といった多様な職種で構成されており、また病理診断科、産婦人科、内科、外科など多彩な診療領域の医師が参加しています。来るべき「第65回日本臨床細胞学会総会[春期大会]」においては、「多様性が育む細胞診の未来」をテーマに、多くの特別講演、教育講演、要望講演、シンポジウム、ワ-クショップ、国際フォーラム等を企画しており、細胞診をさらに発展させる内容にしていく所存です。参加者も5,000名以上を予定しております。

全国から多数の会員の皆様のご発表、ご参加を心からお待ちしています。

第65回日本臨床細胞学会総会(春期大会)
大会長:森井 英一
大阪大学大学院医学系研究科
病態病理学・病理診断科 教授

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